サッカーヨーロッパと日本

日本では、プロサッカーリーグを誕生させるにあたって、ヨーロッパのサッカーリーグを参考にしました。特に参考にしたのが、ドイツのブンデスリーガです。ヨーロッパのサッカーリーグの中で、もっとも健全で安定した経営を行っているのが、ブンデスリーガだからです。ブンデスリーガは、世界的に人気が高いイングランドのプレミアリーグを抜き、観客動員数トップを記録し、今年また記録を更新しています。

観客動員数がトップになった理由は、チケットの安さもありますが、スタジアムの整備やサッカーファンに対するサービスの厚さも大きいです。ドイツは、ワールドカップが開催された2006年をきっかけに、他の競技と兼用だったスタジアムが、専用スタジアムへと改修されます。この改修によって、スタンドとピッチの距離が縮まって見やすくなるなど、快適に観戦できる環境が整います。

ヨーロッパのリーグでは、外国資本によってトラブルが起きているケースが少なくありません。ブンデスリーガは、外国資本によるクラブの保有に対して、規制が設けられています。クラブの経営努力により、売り上げを伸ばしているのです。さらに、リーグ全体で若手の育成に力を注いでいます。

日本